これだれの?

文 みやこしあきこ
絵 同上
発行 ブロンズ新社
初版 2013/5/25
対象年齢 4歳から
文字の量 かなり少なめ
ページ数 32
発行部数 不明
オススメ度 B

 

概要
ある職業にまつわる品々が見開き2ページに渡って描かれています。それを見て、職業を当てるのです。次のページをめくると答えが出ています。

6つの職業と、もう一つオマケの問題があります。

 

感想
職業を当てるクイズ本の面と、色んな品々を見て楽しんだり、物と名前をおぼえる認識絵本の側面があります。

クイズはネタバレしちゃううから、あんまり繰り返し楽しむ事はできないかも知れませんが、認識絵本としては4~5歳位で知ってるものと知らないだろうものが混在していて、好奇心の強い子はうまく使えば楽しみながら色んな物・事を覚えられると思います。

クイズの答えになる職業はすべて動物によって描かれていますので、親しみやすいです。

絵の方は鉛筆書きに水彩(?)でとっても丁寧に描かれていて、派手さはありませんが、優しくかわいく清潔感のある感じ。ページを開いて、ちょっと飾って置きたくなるようです。

最後のページには見開き2ページで、クイズの答え以外の色んな職業の絵が書かれています。現代的な職業が多くて世代の違いを感じました。でも今の子どもにとってはイメージしやすいでしょうから、夢を広げて欲しいなと思います。

アントンせんせい

文 西村敏雄
絵 同上
発行 講談社
初版 2013/3/1
対象年齢 3歳から
文字の量 やや少なめ
ページ数 32
発行部数 不明
オススメ度 B

 

概要
やさしいアントン先生の動物病院には色んな動物がやってきます。ニワトリから、トラ、ワニ、等々。みんなアントン先生のお陰で元気に回復します。

ある時、アントン先生が突然倒れてしまいますが…

 

感想
この本は派手さはないですけど、主人公のアントン先生同様に、誠実さと優しさにあふれたとてもいい作品だと思います。私だけでなく、子どもも好きだと言っていました。

患者さんがみんな動物たちで楽しいです。それぞれの動物が抱える病気や怪我のエピソードがまた子ども向けでかわいいのです。

終盤にアントン先生が倒れて、動物たちが協力して助けようとします。そこでもお話のトーンは変わることなく、終始一貫して明るく善意に満ちています。子どもに安心して読んであげられる本ですよ。

絵は油彩ですね。丁寧に丁寧に書かれた感じのする、暖かみのある絵です。西村敏雄さんの絵はこのぬくもりがとってもいいと思うのです。

他の西村敏雄さんの作品もご紹介しています。『西村敏雄』のタグからどうぞ。

へっこきよめどん

文 富安陽子
絵 長谷川義史
発行 小学館
初版 2009/4/6
対象年齢 4歳から
文字の量 やや少なめ
ページ数 32
発行部数 不明
オススメ度 B
概要
母子二人の家へ、隣村から一人の娘が嫁いできます。気立てがよく働き者の嫁。

でも何故か顔色が、日に日に青くなっていきます。不思議に思った母が、嫁に訪ねてみると「おならを我慢している」との事。

母は、なんだそんな事かと思いますが…

 

感想
ものすごい威力のおならに、子どもは大爆笑でしたよ。私も一緒に楽しめました。子どもにおならネタはテッパンですね

下品と思われる方もおられるかも知れませんが、中味はさして下品な感じはありませんでしたよ。

明るく楽しくおおらかなお話です。悪い人も出てきません。家族はいい人ばかりで仲良し。嫁のおならの事も、好意的に受け取ってくれて、これなら幸せな家族になるでしょうね。

長谷川義史さんの絵がいいんです。特にお嫁さん。嫁入りの際の可愛らしい表情。母に促されおならをする時の覚悟の表情。事の顛末を夫に知らされる時の恥じらいの表情。一見雑に見えかねない画風ですが、人物の表情が豊かに描かれています。おならのシーンも躍動感があって豪快に盛り上げてくれますよ。