アントンせんせい

文 西村敏雄
絵 同上
発行 講談社
初版 2013/3/1
対象年齢 3歳から
文字の量 やや少なめ
ページ数 32
発行部数 不明
オススメ度 B

 

概要
やさしいアントン先生の動物病院には色んな動物がやってきます。ニワトリから、トラ、ワニ、等々。みんなアントン先生のお陰で元気に回復します。

ある時、アントン先生が突然倒れてしまいますが…

 

感想
この本は派手さはないですけど、主人公のアントン先生同様に、誠実さと優しさにあふれたとてもいい作品だと思います。私だけでなく、子どもも好きだと言っていました。

患者さんがみんな動物たちで楽しいです。それぞれの動物が抱える病気や怪我のエピソードがまた子ども向けでかわいいのです。

終盤にアントン先生が倒れて、動物たちが協力して助けようとします。そこでもお話のトーンは変わることなく、終始一貫して明るく善意に満ちています。子どもに安心して読んであげられる本ですよ。

絵は油彩ですね。丁寧に丁寧に書かれた感じのする、暖かみのある絵です。西村敏雄さんの絵はこのぬくもりがとってもいいと思うのです。

他の西村敏雄さんの作品もご紹介しています。『西村敏雄』のタグからどうぞ。

へっこきよめどん

文 富安陽子
絵 長谷川義史
発行 小学館
初版 2009/4/6
対象年齢 4歳から
文字の量 やや少なめ
ページ数 32
発行部数 不明
オススメ度 B
概要
母子二人の家へ、隣村から一人の娘が嫁いできます。気立てがよく働き者の嫁。

でも何故か顔色が、日に日に青くなっていきます。不思議に思った母が、嫁に訪ねてみると「おならを我慢している」との事。

母は、なんだそんな事かと思いますが…

 

感想
ものすごい威力のおならに、子どもは大爆笑でしたよ。私も一緒に楽しめました。子どもにおならネタはテッパンですね

下品と思われる方もおられるかも知れませんが、中味はさして下品な感じはありませんでしたよ。

明るく楽しくおおらかなお話です。悪い人も出てきません。家族はいい人ばかりで仲良し。嫁のおならの事も、好意的に受け取ってくれて、これなら幸せな家族になるでしょうね。

長谷川義史さんの絵がいいんです。特にお嫁さん。嫁入りの際の可愛らしい表情。母に促されおならをする時の覚悟の表情。事の顛末を夫に知らされる時の恥じらいの表情。一見雑に見えかねない画風ですが、人物の表情が豊かに描かれています。おならのシーンも躍動感があって豪快に盛り上げてくれますよ。

おばあちゃんの絵てがみ

文 そうまこうへい
絵 同上
発行 PHP研究所
初版 2009/5/27
対象年齢 4歳から
文字の量 やや少なめ
ページ数 32
発行部数 不明
オススメ度 B
概要
2歳のゆきちゃんに、田舎のおばあちゃんから絵手紙が届きます。ゆきちゃんはまだ丸しか書けないので、それをお返事で送ります。それからゆきちゃんとおばあちゃんの絵手紙による交流が始まります。

ゆきちゃんは大きくなるにつれて、絵や字も上手になっていきます。

そんなある日、おばあちゃんが風邪で寝込んだという連絡が入りますが…

 
感想
女の子なら、手紙の交換に興味を持つ子が多いんじゃないでしょうか。そんな子におすすめの絵本です。

小さい内ははゆきちゃんと同じように、丸程度しか書けなかったり、シールを貼ったりでしょうけど、絵や字が書けるようになるともっと楽しくなることがこの本でわかるでしょう。字を覚えることや絵を描く事への意欲が生まれてくるかも知れません。

また、手紙に興味がなかった子も、この本で楽しさがわかって興味を持つのでは。

手紙のやりとりって言うのは、教育面でもかなりプラスになると思います。お子さんとお母さんの間でもいいですよね。私も子どもと時々やりとりしていますよ。