こんにちワニ

文 中川ひろたか
絵 村上康成
発行 PHP研究所
初版 1999/10/15
対象年齢 3歳から
文字の量 かなり少なめ
ページ数 24
発行部数 不明
オススメ度 B

 

概要
理屈抜きに楽しい言葉遊びの本です。

小さい子どもが日常で使うような言葉をモチーフにシンプルでストレートなダジャレ(?)を連発します。

 

感想
余計な教育的配慮みたいなものは一切ありません。子どもがただただ楽しめるように作られた本です。

タイトルからして「こんにちワニ」ですからね(汗)(こういうのはダジャレと言うのかわかりませんが、ここではそう呼んでおきましょう。)ひねりも何もないストレートなダジャレが潔いです。

でもこれでいいんです。子どもはこういうの、好きだと思いますよ。小さい内はただ楽しめばいいと思います。

ダジャレと馬鹿にするなかれ、古文だってかけことばなんてダジャレみたいなもんじゃないですか。言い過ぎ?(汗)

ウチの子は大ウケでしたよ。ある日幼稚園から帰ってくると「ただいマントヒヒ!」と、かましてくれました。

B級テイストのイラストもいい味を出していて楽しさを増してくれています。

どんぐりむらのぱんやさん

文 なかやみわ
絵 同上
発行 学研教育出版
初版 2011/9/7
対象年齢 4歳から
文字の量 やや少なめ~やや多め
ページ数 32
発行部数 不明
オススメ度 B

 

概要
どんぐり村のパン屋さんでは、パパとママが朝まだ暗い内からパン作りを始めています。美味しくて、定期的に新しいパンも発売されるので、村人たちに大人気のお店です。

ある日、今度の新しいパンがなかなか完成しないことから、子ども達と約束していた遊園地は延期せざるを得ないことに。

子ども達は大泣きしますが、その夜、こっそり自分たちだけで新しいパンを作ろうと奮闘します…

 

感想
シリーズになっていて、各作品でどんぐり村内のいろんな職業を紹介しています。登場人物はみんなどんぐりで、各作品に共通のキャラクターが登場します。本作はその中の第二作で、パン屋さんが舞台になります。他の二作、おまわりさんと帽子屋さんも読みましたが、
私も子どもも本作が一番面白いと思っています。

お話は、パン屋さんをやっているパパ・ママのお仕事ぶりと、こども達も含めたほのぼのした家族の日常やちょっとした事件を描いたものです。誰が主人公ということでなく、パパ、ママ、子ども達それぞれの生活や気持ちが均等に描かれています。

32ページの中に細かいエピソードが沢山詰め込んであります。1ページに4コマの絵が入っているところもあったりして密度が濃いんですね。るので、読むたびに違うところに面白さを感じられるのではないでしょうか。パン作りの工程や、おばけパンの登場など、こどもが喜びそうな楽しいエピソードも盛り込まれています。

キャラクターは親しみやすい漫画調。背景や小物は、とっても緻密に描き込まれていて、暖かみがあり、隅々まで見たくなる絵です。

沢山出てくる村民達もそれぞれに設定があり、巻末にはキャラ紹介が載っています。

見返しの部分に間違い探しまでありました。

とっても丁寧に作られた良質な本です。ちょっと個性には欠ける気はしますが、安心して読める作品という印象です。

付録としてどんぐり村の新聞『どんぐり新聞』がついていました。中には遊園地の記事もありパン屋さんの子どもがインタビューに答えていました。(遊園地に行けたみたいでよかった。)他にどんぐりパンのレシピ紹介なんかも出ていました。前作帽子屋さんの絵本で読者の子ども達から帽子のデザインを募集したようで、特別賞をもらった10人の子ども達の名前が載っていました。さらにその帽子は絵本の中で実際に登場するどんぐりがかぶっているのです。とても凝ったサービスです。子ども達に喜んでもらおうという作者の気持ちが感じられますね。

3歳位でも内容は十分わかると思いますが、ちょっと文の量が多いところもあってボリュームがあるので、一応4歳からとしました。

ぼくのいえにけがはえて

文 川北亮司
絵 石井聖岳
発行 くもん出版
初版 2010/6/24
対象年齢 5歳から
文字の量 やや少なめ
ページ数 32
発行部数 不明
オススメ度 B

 

概要
朝起きると、僕の家の屋根に髪の毛が生えていました。

あわてて床屋さんに相談に行きますが…

 

感想
奇想天外な爆笑絵本です。最初から最後までノンストップでドタバタが続きます。そのドタバタも予測不能な内容でやられっぱなしでした。

どこから突っ込んだらいいのか迷うくらい、おかしな展開。そもそも、なんでまず床屋さんに相談に行くのよ(汗)

しかもその床屋さんが、一見普通のおじいさんなんだけど、色んなコネクションとスキルを合わせ持っていて、どうみても只者ではない。

ウチの子はウケまくってました。

読み聞かせる時は、恥ずかしがらずに多少オーバーに読んであげるといいと思いますよ。

内容はさほど難しくないし、字数も多くはないです。ただ、そのギャグセンスを理解して楽しむにはある程度の年齢でないと…と思って5歳からにしてみました。