(くまのがっこう)ジャッキーのトマトづくり


文 あいはらひろゆき
絵 あだちなみ
発行 ブロンズ新社
初版 2008/2/25
対象年齢 4歳から
文字の量 やや少なめ
ページ数 35
発行部数 不明
オススメ度 B

概要(注意:結末まで紹介しています)
くまの女の子ジャッキーが、お兄ちゃんにトマトづくりを教えてもらいます。

苦労したり心配したりしながら大事に育てたトマトは、やがて沢山の実をつけます。

収穫したトマトを使って、ホームパーティーを開きます。

 

感想
くまのがっこうシリーズの中の作品です。このシリーズは、全生徒12名の学校でもっとも年下で唯一の女の子ジャッキーが巻き起こす騒動を、毎回かわいく楽しく描いています。

今回はジャッキーがトマトづくりに挑戦します。

この本の一番の魅力はジャッキーのキャラクターです。おてんばで、マイペースで、かわいくて、ちょっとズレたところも可笑しくて、魅了されます。ジャッキーは作品中でほとんど笑顔を見せることがないのですが、それはジャッキーがいつも一所懸命だからかも知れません。その事が読者に好感を持たせ、ますますかわいく感じさせるような気がします。表紙のジャッキーを見てみてください。小さな身体に一人前な格好、やる気満々の表情とポーズが私はとても好きです。

この本は決して難しくはありませんが、教育的な意味でもとても価値があると思います。まず命あるものを大事に育てるという行為を教える意味。そして育てたトマトが食材となるという食育の意味。また、普段食べている料理の材料もそれを大事に育ててくれた人がいるという社会の仕組みを教える意味。私は元々何かを育てる内容の本をこどもに読んであげたいと探していたのですが、それ以上に内容のある本に出会えました。

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