ねえとうさん


文 佐野洋子
絵 同上
発行 小学館
初版 2001/11/20
対象年齢 3歳から
文字の量 やや少なめ
ページ数 32
発行部数 不明
オススメ度 B

概要
出稼ぎに出ていたくまのお父さんが帰ってきます。

くまの坊やはお父さんと散歩にでかけ、肩車してもらったり、泳いでもらったり。坊やはお父さんが大好きで尊敬もしています。お父さんのようになりたいと思っています。

 

感想
地味なお話ながら、とってもいい本でした。

坊やはお父さんが帰ってきたので、お父さんにまとわりついてはしゃいでいます。お父さんは坊やの小さないくつかの頼みに「よしよし」とだけ言って応えてくれます。とても微笑ましいです。

散歩の途中、橋が流されているところに出くわすと、お父さんは大きな木をへし折って即席の橋を作ります。こどもは目を丸くして感心します。

このお父さん、寡黙で、朴訥としていて、大きく堂々としていて、力強いです。著者の理想の父親像なのでしょうか。それがくまで表されているのがまたいいです。

私が一番好きな場面。坊やがお父さんに「ぼく、とうさんの子どもでうれしいよ。すごくとうさんらしいもの」と言います。それに対しお父さんは「おれはただ、くまらしいだけさ。くまだからね」と一言。くまだからくまらしく…かっこ良すぎです(笑)。私も、人間らしく生きることを背中で教えられるお父さんになりたいものです。

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