ぺんぎんたいそう


作 齋藤槙
発行 福音館書店
初版 2013/10/1
対象年齢 1歳から
文字の量 かなり少なめ
ページ数 20
発行部数 不明
オススメ度 A

ぺんぎんたいそう のあらすじ・内容

小さいペンギン1匹と大きいペンギン1匹のペアがペンギン体操します。

ペンギン体操始まるよ~

最初は、息を吸って~ 吐いて~

首を伸ばして~ 縮めて~

腕を振って~ パタパタパタパタ

足を上げて~ いっちに いっちに

こうしてペンギンらしい動きの体操が続きます。お話の絵本ではありません。

ぺんぎんたいそう の解説・感想

この本の魅力は『かわいい!』の一言に尽きると思います。でも感想がそれだけじゃ申し訳ないのでもうちょっと言葉を尽くしてご説明しますね。

『かわいい!』には2種類あるんです。一つにはペンギンの動き。作者の齋藤槙さんが美術大学の在学中、動物園でスケッチをして日本画に仕上げなさいという課題が出たのだそうです。その時にペンギンの動きに興味を持ってペンギンをモチーフにした作品を完成させ、それがこの絵本の元になったのだそうです。なので(私自身ペンギンに詳しいわけじゃないですが)本作を見てると確かにペンギンこんな動きをしてるよね、っていうリアリティがすごくあって、それがとてもかわいいんです。例えば「腕を振って~」のとこは、やっぱり鳥だから腕(羽)の部分を背中の方でパタパタするんです。飛べないのに。それが妙にかわいい。「足を上げて~」のとこなんかは、足が短いですからちょっとあげるのにも全身を使って一生懸命バランスをとるんですね。巻末の2匹のペンギンが体操終わって寝てる(休んでるのか?)姿も「へ~こんな格好で寝るんだ」って思って、またかわいかったです。

もう一つの『かわいい!』は、この絵本を見てお子さんが真似して体操するところです。この絵本は見るための絵本としても小さい子にとっては興味深く面白いとは思いますが、真似して体操をすることの方がずっと楽しい絵本だと思います。ページに描かれたペンギンの体操の様子がかわいい以上にお子さんが体操する様子はもう微笑ましくてかわいくて身悶えしそうになるほどかと(笑)そしてお父さんお母さんと一緒に体操したらお子さんは絶対喜ぶと思いますよ。

この絵本はぺんぎんのかわいい動きに全振りしてるような作りになっています。余計なものは混じっていません。左右のページに左が小さいケープペンギン、右が大きいキングペンギンで、最初から最後までずっとその構図のまま。他には一切何も描かれず、背景は黄色一色。すべてひらがなの少ない文字も手書き風のゆる~いフォントを使っています。すごくシンプルです。

一応この絵本は福音館書店のサイトでは『0歳から』になっています。私は子どもがある程度体を器用に動かせるようになってからということを念頭に『1歳から』にしましたけど、個人差があるでしょう。またこういう遊びによって体の使い方を覚えていくということもあるでしょうから、それを考えるともっと早くてもいいのかも知れません。親御さんの判断で楽しめそうな時期に読んであげればいいと思います。

ぺんぎんたいそうには曲もあるんです。そしてその曲に合わせて体操する動画もアップされています。

ぺんぎんたいそう|福音館書店

この曲と動画はうまく使えばすごくハマるんでしょうけど、お子さんにもよりますよね。(この動画でも子どもはあんまりノレてないような(汗))なによりもお子さんに合わせて、本で体操するのか、曲で体操するのか、はたまた動画を見ながらやるのか、一番楽しめそうな方法をとるのがいいでしょうね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。