ごぶごぶごぼごぼ


作 駒形克己
発行 福音館書店
初版 1997/7/1
対象年齢 0歳から
文字の量 かなり少なめ
ページ数 20
発行部数 不明
オススメ度 B

ごぶごぶごぼごぼ のあらすじ・内容

丸を基調とした抽象的でカラフルな図形が出てきます。丸には時々穴が空いていて指が入れられます。

文章は擬音語のような擬態語のようなこれまた抽象的なものばかり。

ぷーん

ぷく   ぷく ぷく ぷくん

ぷ     ぷ    ぷ  ぷぷ  ぷ

ど  ど       どぉーん

ごぶ ごぶ      ごぼ ごぼ

こんな感じで続いていき、最後は小さな赤い丸が一つ

し------

ストーリーがあるわけではありません。視覚的にも聴覚的にも抽象的な表現が終始続く独特な絵本です。

ごぶごぶごぼごぼ の解説・感想

これは大人にはさっぱり良さがわからないけど、小さい子どもにはウケるという点において最たる絵本です。これを見て面白い!と感じる大人はなかなかいないでしょう。

でも小さい子どもが大層興味をもつんですね。真剣に見入るとか、泣き止むとか、普段あんまり笑わない子がこれを読むと笑うとか、そういうエピソードが数多くある不思議なパワーを持った作品です。

TV番組『マツコの知らない世界』で紹介され、そこでは「ごぶごぶごぼごぼ」というのは赤ちゃんが胎内で聞く音だから子どもが注目するんだという説明がありました。エビデンスを探してみましたが見つからなかったので真実かどうかはわかりませんが、一理ある感じはしますね。

全編を通して擬音語・擬態語(のようなもので)占められていて、各々に具体的な意味があるわけでもなさそうなので、どういう風に読み聞かせしたら子どもが喜んでくれるのか若干悩ましい面はあるかも知れません。でも子どもはこの絵本に対して、背景や何を表現しているのかなど考えるはずもありません。ただ、色と形と音とリズムを純粋に楽しむだけでしょう。(これはまさにアートではありませんか!)親御さんも子どもの気持ちになってリズムや音の響き自体を自分でも楽しむつもりで読んであげたらどうかなと思います。

普通の絵本よりも丈夫な厚紙でページが作られているので、読み聞かせだけでなく、子どもが自分で自由に触って楽しむこともできます。ページに空いてる穴は色んなサイズがありますが、大抵は指が通る大きさです。指を入れてみたり、そこを引っかかりにしてページをめくってみたりして遊ぶことができます。

作者の駒形克己さんは世界的にも評価の高い造本作家・デザイナーです。

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