ゆきだるま


文 なし
絵 レイモンド・ブリッグズ
発行 評論社
初版 1978/10/
対象年齢 2歳から
文字の量 なし
ページ数
発行部数 不明
オススメ度 A

 

概要
男の子が雪だるまを作ります。

ステキな雪だるまができたので、気になって仕方なくてとうとう真夜中に外に見に行きます。

すると突然雪だるまが動き出し…

雪だるまと遊んだ一晩の出来事を描いた、夢のある美しいファンタジーです。

 

 

感想
この雪だるま、見るもの全てが面白くて興味深いようで、まるで小さなこどものようです。だからこどもも共感しやすいでしょう。電気スタンドを点けたり消したりするだけでも面白い。キッチンペーパーのロールをガラガラと手繰りだすのも面白い。

みんな眠っているので叱る人もいませんし、こっそりお父さんお母さんの服を着てみたり、自由に楽しいイタズラもやってます。楽しいでしょうね。

何と言っても一番の見どころは、雪だるまに手をとられて夜空を飛び回るところ。こどもも思い切り夢をふくらませるでしょう。この場面の絵もとても美しいです。

そして、ゆきだるまの宿命。最後は寂しいお別れの時。あえて余計な描写をせずに唐突に終わるのがかえって余韻を残していいです。

絵はすべて色鉛筆で描かれているようですが、柔らかなタッチと色使いがこの美しいファンタジーの世界を小さな宝物のように見せてくれます。

文章がありませんので、読み聞かせるというよりは絵を説明するような感じでこどもには見せてあげました。でもこどもの方がよっぽど細かい所まで見ているものですね。じっと見つめている時は私も何も言わずに見守るようにしました。楽しい想像の時間を邪魔しないように。

因みに、ほんの少し文章がついたバージョン(ゆきだるまストーリー・ブック)もあります。こちらも見てましたが、正直後からとってつけたような文章で、なくてもいいなという気が…(ごめんなさい)

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