たんじょうび


文・絵 ハンス・フィッシャー
訳 おおつかゆうぞう
発行 福音館書店
初版 1965/10/1
対象年齢 4歳から 自分で読むなら小学校初級向き
文字の量 やや少なめ~やや多め
ページ数 32
発行部数 不明
オススメ度 B

たんじょうび のあらすじ・内容

森のそばの野原にある小さな一軒の家にリセッテおばあちゃんが住んでいました。ひとりぼっちじゃありません。猫に犬に鶏、アヒル、ウサギ、それからやぎが一緒に暮らしています。中でもマウリとルリの二匹の猫とベロという犬は家の中で寝てもいいし、おばあちゃんのお手伝いをしたりもします。

ある日リセッテおばあちゃんが村へ買い物にいくことになり、マウリ達3匹にお留守番を頼んででかけました。

実はこの日はリセッテおばあちゃんの誕生日。マウリとルリはケーキを焼こうと思い立ちます。そしてベロは他にいいアイデアがあるみたい。他の動物たちもみんな集めて協力を依頼します。

さてリセッテおばあちゃんが帰ってきた時、どんなお祝いが待っているのでしょうか。

たんじょうび の解説・感想(若干ネタバレ注意)

こねこのぴっち』のハンス・フィッシャーさんの作品です。可愛くてお洒落な絵が素敵な絵本作家です。本作でも茶目っ気のある動物たちの表情がいいんです。因みに本作と『こねこのぴっち』はご自分の次女のために作られたのだそうです。長男と長女のためにもそれぞれ別の作品が作られていますが、本作と『こねこのぴっち』は一番小さな次女のために作ったのだということが何となく感じられるような可愛らしい作品です。

動物たちは頑張って(ドタバタしながらも)素敵な誕生祝いを作り上げます。自作のケーキでしょ。(因みにこのケーキ、焦がしてしまって上から砂糖をかけてごまかしています。おばあちゃんが食べたら多分目を白黒させることでしょう。笑)それからなんとおばあちゃんの昔の服を持ち出してお芝居。(おばあちゃん…昔はこんなイケイケだったのね。笑)さらには暗くなった外のアヒルの池で動物たちがロウソクを持って素敵な眺めを見せてくれます。そしてそして最後にはダメ押しのサプライズプレゼントが待っています。このサプライズにはおばあちゃんも「このおくりものは、なによりすてきだわ!」と喜んでくれます。どんなサプライズかは見てのお楽しみということで…。

人を喜ばせようとすることのワクワク感、楽しさ、そして喜びがこの絵本にはつまっています。子ども達も本書を読んで、誰かのお祝いをしてあげたくなることでしょうね。とても健全で根源的なテーマだと思います。

数の概念や、対象による数え方の違い(x羽とかx匹とか)が冒頭にそれとなく含まれています。

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