ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ


原作 マーガレット・ワイズ・ブラウン
文 坪井郁美
絵 林明子
発行 ペンギン社
初版 1984/11/20
対象年齢 3歳から
文字の量 かなり少なめ
ページ数 40
発行部数 不明
オススメ度 A

ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ のあらすじ・内容

家にいた男の子におばあちゃんから電話がありました。どうやら「これからおばあちゃんの家にいらっしゃい」と言ってるみたい。一人でです。おばあちゃんは「家の前の道をまっすぐ、そして田舎の道をまっすぐ来ればいい」と言ってるようですが、行けるかな~?

男の子は一人家を出発します。田舎の道(舗装されてない道)に入った辺りで路傍に咲く花を見つけ、そこから大前提のはずの『まっすぐ』がちょっと怪しくなってきます。

男の子は無事におばあちゃんの家にたどり着けるでしょうか。

ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ の解説・感想

『まっすぐ』は楽しい!

『どこまでもまっすぐ』というそれだけでもう夢があって楽しいじゃないですか。なんだかとなりのトトロの主題歌『さんぽ』を歌いながら元気に歩き出したい気分になりそうです。登場するのはほとんど男の子だけで、最後にほんのちょっとおばあちゃんが出てきます。誰にも邪魔されることなく、もうほとんど終始男の子一人だけの世界全開です。

行程には、花の他にも色んな初めての発見や体験が待っています。思いがけないビックリもあったりします。ほんの小さな事ばかりですが、子どもにとっては楽しい楽しい大冒険でしょう。

またこの子はちょっとした障害にぶつかった時に自分なりに子どもらしい工夫をして乗り越えるのがいいですね。そういう事を考えるのもまた楽しいでしょうしね。

道、間違ってますよ

男の子は途中でどう考えても道を外れてるよな、と思うのですが、読者の子どもはそこには気づかないかな。でも結果オーライでちゃんとゴールにたどり着きます。この不思議且つ楽観的な結末が個人的にはなんかすごくよかったです。よく現実にもあると思うんですけど、大人が勝手にあれこれ考えて心配したりするのを尻目に子どもは楽しみながら自然にうまくやってるみたいな痛快さと、子どもが神さまから守られているような不思議さ、そんなものを感じました。

文章が少ないのでページ数の割には長く感じない

40ページもありますけど、見開き2ページに渡って絵が1枚というところが多いですし、文章は男の子のセリフ(ほとんど独り言)だけなのですごく少ないです。全然長く感じません。一応3歳からにしましたけど、2歳でも楽しめる子は多いと思います。

この作品でも林明子さんの絵は素晴らしいです。男の子のしぐさが超リアル。よ~く子どものこと見てるんでしょうね。 → 林明子さんの作品

一応ご注意を

蛇足でしょうけどただ一点だけ注意するとしたら、一人で勝手に出歩いたり、道に生えてる知らないものを口に入れたりとかはしないように、一応お子さんには言い聞かせた方がいいかも知れませんね。

本書と同じような子どもの冒険を描いた絵本を他にもご紹介しています。→ タグ『冒険

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