マーシャとくま


再話 M.ブラトフ
絵 E.ラチョフ
訳 うちだりさこ
発行 福音館書店
初版 1963/5/1
対象年齢 3歳から 自分で読むなら小学校中級向き
文字の量 やや多め
ページ数 12
発行部数 不明 1993年で第44刷
オススメ度 B

 

マーシャとくま のあらすじ・内容

女の子マーシャは友達と森へキノコやイチゴを採りに生きました。しかしおじいさんとおばあさんから気をつけるように言われていたにも関わらず、夢中になって友達とはぐれてしまいます。

道にも迷ってしまったマーシャは森のなかで一軒の家を見つけて入ります。しかしその家はくまの家だったのです。くまはマーシャを家へ返さずに自分の召使いとして使おうとします。

賢いマーシャが自らの機知によってくまの難を逃れる、ロシアの民話を元にした絵本です。

マーシャとくま の解説・感想

民話によくあるストーリーです。こういうのは大抵女の子が主人公。きっと女の子は成長が早くて社会性を身につけるのも男の子よりずっと早いというのは万国共通なのですね。しかしこの手の話はやっぱり面白いです。小さい子どもが大きなくまを相手にするのですから読者はドキドキするでしょうし、頭を使って難を逃れるところは痛快でしょう。そして最後はホッと安心して本を閉じることができます。

少し注文をつけるとしたら、ページ数が少ないために絵が少なく、文字の割合が多めということです。上の情報で文字の量は『やや多め』としているのはこれによります。ほとんどが見開きで左のページが文章、右のページが絵という構成になっていて、ストーリーに沿った絵は小さいものも含めて6つだけです。お話は短いですから文章が少々長くても飽きることはないかと思いますが、できればページ数も絵も増やして絵による臨場感を増し、また絵だけでもある程度楽しめるようにしてほしかったなと思います。

絵そのものは私は好きなタイプです。ややリアルなタッチで描きこまれていて、重みや厚みのようなものが感じられ、その場の空気が伝わってくるようです。くまは取り立てて怖そうに描かれているわけではありませんが、大きさや重みが伝わってきて迫力があります。異国情緒もあります。

実はアニメーションにもなっており世界の子ども達に愛されています。YouTubeにもアップされているようです。アニメーション版ではくまは友達であり、くま以外にも森の動物が登場します。アニメーションに関しては下記の記事が詳しいですよ。興味ある方は御覧ください。

『マーシャと熊』が世界中で愛されるわけ

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