ノンタン おやすみなさい


文 キヨノサチコ
絵 同上
発行 偕成社
初版 1976/8/
対象年齢 2歳から
文字の量 やや少なめ
ページ数 32
発行部数 227万部(2015時点)ミリオンぶっく
オススメ度 B

 

概要

夜になりましたがノンタンは眠くないし、寝るのが嫌な様子。

思い立ってうさぎさんと遊ぼうとうさぎさんの家に向かいます。でもうさぎさん達はもうベッドに入っていて、眠いからと遊んでくれません。

同じようにことりさんもダメでした。くまさんにいたってはもう寝ちゃってました。

つまんないな~と夜道を歩いているとふくろうさんが遊ぼうと言ってくれました。でも遊んでみると…

感想

ノンタンのシリーズはアニメーションにもなったりしてますし、もはやあえて説明も必要ないだろうとは思いますが…一応。

本作はノンタンシリーズで2番めに人気の作品です。ちなみに1番は『ノンタン ぶらんこのせて』です。このシリーズの中ではいくつかの作品が200万部前後発行されていて安定した人気があります。リーズナブルな価格も魅力ですね。

ノンタンのお話らしく、ノンタンが夜中にふくろうさんと遊ぶことで大失敗しちゃって、もうコリゴリで寝ることにするというパターンです。

ノンタンが発表された頃は、教育的な観点から好ましくないという見方もされてみたいです。本作でもノンタンは夜中に遊びに出ちゃうわけであんまりいい子とは言えないわけです。しかし子どもにとっては等身大の友達みたいな感じに見えるんじゃないかなと思います。いずれにしても大人の押し付けでなく子どもたちの自主的な評価がこの人気を牽引してきたのでしょう。

表紙のノンタンの目が冴えちゃってる表情がなんとも言えずユーモラスですね。ノンタンの絵本は登場するキャラクター達の表情がいずれもとても多彩で見てて楽しいです。絵の方も当初は芸術性に欠けるというような言い方をされることもあったようですが、どうでしょう。漫画的なキャラクターの造形やポップな色調からはそういう印象もあるかも知れませんが、これほど豊かな表情を見せる絵本もそう多くはないと思いますけどね。

子どもがなかなか寝ようとしてくれないという親御さんの悩みはよくありますよね。この本をお布団で読み聞かせたら寝る気になってくれるかな~?まあ理屈で寝かせようとしても無理でしょうね。でも最後にノンタン自身が「おやすみなさい」と言って寝てしまうので、寝るきっかけ作りにはなるかも知れませんね。

ふくろうさんとじゃんけんする時のじゃんけんの歌が面白かったです。『ぶらんこのせて』の数を数える歌も面白かったけど、こういうのはいいですね。好きです。

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