ちびくろサンボ


文 ヘレン・バナーマン
絵 フランク・ドビアス
発行 径書房
初版 2008/6/
対象年齢 3歳から
文字の量 やや少なめ~やや多め
ページ数 39
発行部数 不明
オススメ度 B

概要
ちびくろサンボは、お母さんにキレイな服を作ってもらい、お父さんにステキな傘と靴を買ってもらいました。

ジャングルに散歩に出かけたちびくろサンボ。そこで4匹のトラに会い、食べられそうになりますが、身代わりに服と傘と靴を差し出し、何とか難を逃れます。

4匹のトラはその後、誰が一番立派かでケンカを始めますが…

感想(若干ネタバレ注意)
こどもの頃に読んでました。懐かしいです。1953年出版の岩波書店版は1988年までで120万部も売れたそうです。人気あったんですね。私が読んだのは多分これじゃないかな。

人種差別との批判により一時は絶版状態になっていたようですが、径書房から1927年のアメリカ版原書に忠実に作られた本書が出版されていました。因みにイギリスで1899年に刊行されたものが一番最初だそうです。歴史のある作品です。

ケンカを始めたトラ達は、ぐるぐる走り回る内にやがて溶けてバターになってしまいます。ちびくろサンボの家族はそのバターを使ってホットケーキを作ります。そのホットケーキの量がまたすごい。シュールと言えばシュール、ナンセンスと言えばナンセンス。何か教訓を得るというよりも、次々起こる不思議でちょっぴり変な出来事を楽しむ感じの作品です。大人と違って余計な事を考えないこどもは純粋にお話を楽しんでたみたいです。

40ページ近くあって、ページによっては文が多いところもあるので、4歳からとしましたが、内容は3歳でも十分理解できるだろうと思います。

アール・デコに影響を受けたと本には書かれていましたが、赤青黄緑黒の原色と丸や四角が多用された挿絵は、カラフルで楽しい雰囲気です。

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