パンやのくまさん


文 フィービとセルビ・ウォージントン
絵 同上
訳 まさきるりこ
発行 福音館書店
初版 1987/5/
対象年齢 3歳から 自分で読むなら小学校初級向き
文字の量 やや少なめ
発行部数 不明
オススメ度 B

 

概要
パン屋さんをやっているくまさんの忙しい一日を追うお話です。朝早く起きてのパン作りから販売、経理まで全て一人でやってます。

 

感想
この本は絵が好きです。ちょっと古めかしいチープな絵の感じとぬいぐるみのテディベアそのままのくまさんがとてもかわいいです。ちょっと飾っておきたくなるようなオシャレな絵柄の絵本です。

このくまさん、とても真面目でサービスもよく、お店は人気があります。その寡黙にせっせと働く姿がまた健気でかわいいのです。

くまさんは一人暮らしなんです。孤独です。でもその孤独を従容として受け入れて、一人の人間(じゃなくてくまでした。汗)として一日一日を真面目に生きていく姿勢がなんかいいんですよね。宮沢賢治の『雨ニモ負ケズ…』ってこういう事なんじゃないかな。イメージは全然違うけど。考えすぎでしょうか。

なんだか大人目線の感想ばかりになってしまいましたが、こどもにとって普段お客さんの立場からしか見たことのないパンやさんの一日を知るのはこどもにとっても面白い経験だと思います。お仕事というものがどんなものなのか、少しは感じ取ってもらえると思います。

こどもは『かまど』なんて知らないですから「火がついてるよ~」って心配してたので、教えてあげました(笑)。そんな小さな事一つ一つが経験であり勉強なんですよね。

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