しろいうさぎとくろいうさぎ


文 ガース・ウィリアムス
絵 同上
訳 まつおかきょうこ
発行 福音館書店
初版 1965/6/
対象年齢 4歳から 自分で読むなら小学校中級向き
文字の量 やや少なめ
発行部数 244万部(2014時点)ミリオンぶっく
オススメ度 B

しろいうさぎとくろいうさぎ のあらすじ・内容

いつも一緒に楽しく遊んでいる白いうさぎと黒いうさぎ。白い方が女の子で黒い方が男の子です。

ところが黒いうさぎが、楽しく遊んでいる最中に時折悲しそうに考え込むようになります。「どうしたの?」気になった白いうさぎが訊いてみると、黒いうさぎは願い事をしているのだと言うのです。「いつも、いつも、いつまでも、きみといっしょにいられますように」と。

白いうさぎは目を丸くして考え込みました。そして「そのことをもっと一生懸命願ってごらんなさい」と黒いうさぎに言うのです。

愛や結婚について描かれた絵本です。

しろいうさぎとくろいうさぎ の解説・感想(注:ラストをご紹介しています)

甘~く、かわい~く、ちょっと気恥ずかしくなるような幸せいっぱいのお話です。そのテーマにぴったりな、全編にわたる優しく美しい絵が印象に残ります。

原題は「THE RABBITS’ WEDDING」。うさぎの結婚式なんです。最後は二匹の結婚式を経て、いつまでも一緒にいられるようになったところで幕を閉じます。終始仲の良い二匹の様子が描かれ、二人の間に入り込む波乱の展開などは一切ありません。強いて言えば黒いうさぎが悲しそうな顔をする場面はありますけど、”幸せすぎて不安”のような心理でしょうかね。

愛情そして結婚というもののコアで純粋な部分を取り出して描いていると言えるかと思います。”いつまでも一緒にいたい”という気持ちならば小さい子でも理解できるでしょう。おませな子どもはお気に入りのお友達と結婚の約束をしたりとかしますしね(笑)。あとお父さんお母さんが結婚したという事の背景にあるお互いの気持ちにも思い至るかも知れません。「お父さんとお母さんもいつまでも一緒にいたい?」って聞かれるかも!照れずに答えてあげましょう。

素朴な男の子とある意味主導的な女の子という組み合わせがなんかラブコメみたいで面白かったです。しかし私は正直こういう話は照れが出てきて読み聞かせるのは若干の抵抗がありました(汗)。因みに4歳の娘に読んであげた時の反応は、どうももう一つピンとこなかったみたい。「黒いうさぎが何度も考えこむのが面白い」と言ってました。(感想に正解などないのでこれはこれでいいのですが。)まだ早かったかな。もう少し大きくなったら、また読んであげようかな。

結婚祝いや、夫から妻への贈り物(「愛してる」の言葉の代わりに。笑)にもいいと思いますよ。”いつまでも一緒にいたい”という気持ちは大人であろうと子どもであろうと同じでしょうからね。

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