ぶたのたね


文 佐々木マキ
絵 同上
発行 絵本館
初版 1989/10/
対象年齢 3歳から
文字の量 やや少なめ
ページ数 28
発行部数 不明
オススメ度 B

概要
足の遅いオオカミはなんとブタより遅いために今まで野菜と木の実しか食べたことがありません。

一度でいいからブタの丸焼きを食べてみたいオオカミはキツネ博士に足の速くなる薬はないかと相談します。博士は薬の代わりにいいものをオオカミにくれました。ブタの種です。蒔いて育てるとブタが木の実のようになるというのです。

オオカミは半信半疑で種を撒きますが、やがて大きな木に育ちました。

さてオオカミは望みどおりブタの丸焼きを食べることができるのでしょうか?

 

感想
これはもう何も考えずにただ笑って楽しめるエンターテインメントに徹した作品です。

ブタの種という発想が既に面白いですよね。ブタの実はホントになるんですよ。実にシュールです(笑)

あとこれは読まないとわからない話ですがゾウのマラソン大会というのがまた笑えるんです。なんでそうなるの?ナンセンスと言えばナンセンスですがこれはかなりこどもにウケると思います。

絵本のオオカミというと大抵は怖いものですが、このオオカミはもちろん本来の肉食の性質は持っているものの、失敗ばかりで憎めないキャラクターです。憎めない悪役キャラというのはヤッターマン(古い。笑)とかもそうだったけどやっぱ鉄板ですね。

漫画チックな絵もこのお話にピッタリ。キツネ博士の研究室はいいなあ。私はこどもの時に博士になりたかったのです。まさにこんな研究室にいる博士にね!めちゃめちゃ楽しそうじゃないですか。私の中のこども心に火を点けられましたよ。

結構昔に出た本なんですね。続編も出ていますし、今でも普通に入手可能ですから長く愛されてきたのでしょうね。

コメントは受け付けていません。