クリスマスのおくりもの


文 ジョン・バーニンガム
絵 同上
訳 長田弘
発行 ほるぷ出版
初版 1993/11/10
対象年齢 4歳から
文字の量 やや多め
ページ数 40
発行部数 不明
オススメ度 A

 

概要
クリスマスイブの夜。プレゼントを配り終え、トナカイを寝かせ、自分も寝ようとベッドに入ったおじいさんサンタはびっくり仰天。配り忘れたプレゼントが一つ残っているではありませんか。

どうしてもプレゼントを届けなければ、とおじいさんサンタはトナカイを起こさずに一人で外へ出ます。そして苦労の末に…

 

感想
ストーリーだけ聞くと、感動のお話か、苦労に涙するお話のように聞こえますが全然違います。おじいさんサンタの誠実さと優しさ。冬の自然の美しさと厳しさ。そんなものをユーモアのオブラートに包んだ楽しいお話です。

プレゼントの届け先の子どもが「ハービー・スラムヘンバーガー」という面白い名前だったり、何故かその子の家が高い山のてっぺんにあったり。どこかちょっと変なんです(笑)

プレゼントを届けた後も帰り道は大変だったと文にはあるのに、何故か気球に乗ったり、ローラースケートで走ったり、ボートを漕いだり。あの~遊んでいるようにしか見えないのですが(汗)

そんな風に、随所にクスッとくるような面白いエピソードや描写が盛り込んであります。

ジョン・バーニンガムさんの描くおじいさんサンタは、朴訥として、何とも味のあるキャラクターです。とても苦労をしているのに、常に飄々としています。

冬の自然を描いた背景もとてもキレイですよ。広~い空間の中をちっちゃなおじいさんサンタがとぼとぼと歩く絵には見入ってしまいました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。