999ひきのきょうだい


文 木村研
絵 村上康成
発行 ひさかたチャイルド
初版 1989/4/
対象年齢 3歳から
文字の量 やや少なめ
ページ数 40
発行部数 不明
オススメ度 B

999ひきのきょうだい のあらすじ・内容

カエルのお母さんが999個の卵をたんぼに生みました。

そしてある日998匹のオタマジャクシが誕生します。でも一番最初に産んだお兄ちゃんの卵だけは寝坊しているらしく、なかなかかえってくれません。

その内オタマジャクシ達に足が生え始めましたが、まだお兄ちゃんは卵の中。とうとうお母さんが怒り出して、お兄ちゃんはようやく卵からかえります。既にカエルになり始めている弟達よりも大きなジャンボオタマジャクシです。

ある日、兄弟たちがたんぼでかくれんぼをして遊んでいると、そこにへびがやってきます。へびはオタマジャクシや子どものカエルを食べに来たのです。そしてお兄ちゃんが襲われてピンチになりますが…

999匹の兄弟達の様子が微笑ましい、笑いありドキドキありの楽しいお話です。

999ひきのきょうだい の解説・感想

999匹というこの数字が既にこどもを惹きつけると思うんです。3歳位で999が理屈でわかるとは思えませんが、すっごく沢山という事が分かればそれで十分。ページいっぱいにオタマジャクシやカエルのこどもが描かれたページを見るだけでワクワクしてきます。

お母さんがなかなか生まれないお兄ちゃんを叱るところや、お兄ちゃんが生まれたところ、かくれんぼの楽しそうな様子や、ヘビに襲われたドキドキシーン、弟たちがヘビに弾き飛ばされる迫力シーンなど、こどもが楽しめそうなシチュエーションがこれでもかとてんこ盛りで出てきます。で、もちろんハッピーエンドです。お兄ちゃんも最後にはカエルになってます。ホッとしていい気持ちで絵本を閉じることができます。

また、キャラクター達がとってもが可愛いですね。丸っこいし表情もいい。それにきれいな色使い。大人から見ても可愛いですから、子どもは親しみやすいと思います。村上康成さんの絵は昔雑誌BE-PALでも見てましたけど、自然に親しみを感じさせるいい絵ですね。

2ヶ所ほど仕掛けが仕込んであります。どちらもちょうど『さあ次はどうなるのかな~?』という場面なんです。で、仕掛け部分をめくると次の瞬間の絵が現れるという趣向です。ホントにシンプルな仕掛けですが、めくる時にうまく演出して読んであげるとこれは盛り上がりそうです。

40ページもありますけど、テンポよく飽きさせない内容ですし字も少ないので、3歳位でもまったく大丈夫だと思いますよ。

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