しろくまのパンツ


文 tupera tupera
絵 同上
発行 ブロンズ新社
初版 2012/9/
対象年齢 3歳から
文字の量 かなり少なめ
ページ数 32
発行部数 不明
オススメ度 B

 

概要
しろくまさんがパンツを失くしたというので、ねずみさんが一緒に探してあげます。

このパンツ?これは?と色々見ていきますが、どれも他の動物のパンツ。

でも最後に思いもよらぬところでしろくまさんのパンツを見つけます。

 

 

感想
仕掛け絵本です。次のページに現れる動物のパンツの部分だけが見えるように穴が開いています。誰のパンツかな?って想像してからページをめくると、その動物が明かされます。パンツの模様にはその動物を想像させるヒントが隠されているので、それを見て当てっこができます。

実はもう一つ仕掛けがあります。本自体にもパンツが履かせてあって(ちょうど表紙に描かれたしろくまさんの腰の位置に合わせてある)、そのパンツを脱がせてから読むようになっています。こういう細かい事も子どもは面白がるでしょうね。因みにこのパンツ、傷んだらそれだけ注文することも可能みたいです。

パンツを探すなんて楽しいじゃないですか。それだけで何か面白そーって感じがしますよね。パンツって小さい子には数少ない紛れもない自分だけの所有物。親しみも湧きやすいでしょう。

絵が特徴的です。ベニヤにペンキを塗ったような絵がベースになっていて、所々、色や模様の付いた紙か布地をそこに貼り付けたように見えますね。ページの背景も普通の白ではないんです。黄色地のボール紙かなにかのようです。まるで触れたらザラザラしそうだし、貼ってあるところに素材の段差までありそうで、質感と手作り感のある絵なのです。そしてまたカラフルでオシャレでもあります。

しろくまさんは体は大きいけれど性格はおとなしくて何とも好感が持てるやつです。困ったり興味を持ったりガッカリしたり、ページごとの控えめな表情の変化がその性格を表していてとてもかわいいですよ。

さてさてしろくまさんのパンツはどこにあるのか…なるほどね。最後は見つかって安心安心。読み終えた後にもう一度よく見返してみると、ちゃ~んとヒントが隠されていたんですね。

ラストのページに書いてあるしろくまのパンツの歌。楽譜なんてないのでですが、適当に歌っても楽しそうです。最後のフレーズはこどもの耳に残るでしょう。これはいいなあ。

因みにtupera tupera(ツペラツペラと読む)はユニット名で、作者は男女お二人の日本人ですよ。

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