かしこいモリー


文 ウォルター・デ・ラ・メア再話
絵 エロール・ル・カイン
訳 中川千尋
発行 ほるぷ出版
初版 2009/10/20
対象年齢 6歳から
文字の量 やや少なめ~やや多め
ページ数 32
発行部数 不明
オススメ度 B

概要
貧しい家のモリーら三人の姉妹は森で道に迷い、偶然見つけた家で食べ物を恵んでもらいます。

でもその家は人喰い大男の家だったのです。

モリーが知恵を使って大男をやり込め、幸せな生活をつかむお話です。

 

感想
イギリスの昔話を再話したものだそうです。

起承転結のある筋のしっかりしたお話です。内容もスリルのある場面があったりして映画のようで面白いです。

エロール・ル・カインという人は幻想的な夜の情景がとてもうまい人で、この作品にピッタリな感じがします。書き込まれた絵はどれも美しいです。

モリーの知恵というのは、相手の意図を察してそれを逆手に取る感じです。あと、先の展開を読んでいるふしもあります。こどもは面白がって感心していましたが、大人から見ると、知恵に働き過ぎて小癪な感じがちょっとありますね(笑)。あとお世話になった大男の奥さんまでも策略に使ってしまうのは日本人の感覚からするとちょっと薄情な感じがしなくもないです。

でもお話はやはり面白いですよ。

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