おばけとホットケーキ


文 新井洋行
絵 同上
発行 くもん出版
初版 2015/2/22
対象年齢 3歳から
文字の量 やや少なめ
ページ数 28
発行部数 不明
オススメ度 B

概要
おばけ達がホットケーキを作ります。

読者もその作業に参加し、その結果がまた絵本に現れる”インタラクティブ絵本”です。

 

感想
読む本というよりも遊ぶ絵本です。以前『まるまるまるの本』をご紹介しましたが、これと似ています。『まるまるまるの本』の方がページをめくった時の驚き、テンポの良さがあると思います。でもストーリーは全然ありませんでしたから絵本というよりゲームに近い感じでした。本作品はおばけ達がホットケーキを作るというショートストーリーがあります。おばけとの共同作業というところ、擬似的に料理に携われるというところが楽しめる点だと思います。

どんな風に読者が参加するかと言いますと…。例えば冷蔵庫を開ける呪文をおばけと一緒に読者に唱えさせたり、フライパン上のホットケーキをフライ返しを使って裏返すのに読者がページをめくる動作をうまくシンクロさせたりしています。他にも色んな動作や掛け声が、全部で9回要求されます。

ホットケーキの材料を冷蔵庫の中から探しだすところには絵さがしの要素が含まれていました。

小さい子はかなり楽しめると思いますよ。保育園や幼稚園で読み聞かせたら多分ウケにウケるんじゃないかな。絵本にあまり興味を示してくれない子どもでも、この本は遊び感覚で楽しめますから、本好きになるいいキッカケになる可能性もあろうかと思います。

表紙を見てわかると思いますが、おばけとは言えキャラクターにはまったく怖さはありません。怖そうな描写も一切ありません。怖がりのお子さんでもまったく心配いりません。

ただおばけと一緒に10数えるところがあるので、できればそれはできる方がいいと思います。

ラストはホットケーキをみんなで食べて終わりかなと思っていたら、いい意味で予想外のオチでした。さすがはお化けです。夢があっていいなぁ。

料理やお菓子作りにも子どもが興味を示すようになるかも知れませんね。何かを作るとか何かを育てるとかいう行為は知的なものです。子どもの可能性や世界を拡げてくれるでしょう。もし興味を持ってくれたら実際に親御さんとチャレンジしてみたらいいんじゃないでしょうか。最近ちょっと面白い記事をみつけました。こちら。

親子で夢中になれるお菓子作り! 工作感覚で楽しめる「べこもち」ワールドへようこそ

ホットケーキよりもさらにモノづくり感のある「べこもち作り」。やってみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。