おでかけのまえに


文 筒井頼子
絵 林明子
発行 福音館書店
初版 1980/10/1
対象年齢 2歳から4歳向き
文字の量 やや少なめ
ページ数 24
発行部数 不明
オススメ度 B

おでかけのまえに のあらすじ・内容

あやことお父さんお母さんの3人家族は今日ピクニックに出かける予定です。あやこはもう前日から自分の荷物を準備していました。(表紙の絵がそれなんです。)

お母さんはお弁当の準備をしています。テーブルにはご馳走がたくさん並んでいます。気持ちのはやるあやこはいいことを思いつきました。お弁当を詰めてあげよう!でも結果は…お母さんはびっくり。

お父さんは荷物を詰め終わってヒゲを剃っています。でもバッグのチャックが開いたまま。あやこは締めてあげようします。でも結果は…お父さんびっくり。

あやこはお母さんにお気に入りの服を着せてもらいました。「もうすぐだからちょっと待っててね。お手伝いはもう結構よ」とお母さんに言われ、あやこは鏡の前で静かにしていました。でも「もうちょっときれいにしようかな…」。そして再びお母さんびっくりな状態に。

そしてあと5分という時、さらに…

おでかけのまえに の解説・感想

もうこれ、小さいこどものいる親御さんにとっては『あ~わかるかわる』満載の絵本です。そしてまたこどもの失敗にカリカリしている時に気分を落ち着かせてくれる効果があるかも知れません。

あやこはワクワクして仕方ないのでしょう、積極的に慣れないお手伝いをしようとしますが失敗ばかり。最後のダメ押しに至ってはもはや笑うしかありません。そこは敢えて内容を書きませんので実際に絵本をお手にとって笑っていただければと思います。あやこの気持ちがわかるだけにとても可愛く、微笑ましいです。お父さんもお母さんも決して怒らずに優しく対応しています。偉いなぁ。

子どもの失敗ばかりでなんだかある意味大人が楽しむための本のようでもありますが、子どもも引き込まれるんですね。あやこの気持ちや行動に共鳴するものがあるのでしょうね。そりゃそうだ、だってお父さんお母さんとピクニックに行くんですもん、読んでる方もワクワクしてくるかもね。そしてまた自分はこんな失敗しないよと思うのでしょう(笑)

私の大好きな林明子さんの絵で、しかも筒井頼子さんとのタッグでハズレなど有り得ません。今回もそうでした。表紙の絵からもうお話は始まっていて、裏表紙の絵まで続いています。どの絵も隅から隅まで楽しめます。そしてあやこの気持ちが伝わってきます。とにかく微笑ましい絵本です。

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