ママがおばけになっちゃった!


文 のぶみ
絵 同上
発行 講談社
初版 2015/7/
対象年齢 3歳から
文字の量 やや少なめ
ページ数 32
発行部数 不明
オススメ度 B

概要
冒頭でいきなりママが死んじゃいます。4歳のかんたろうが気になって、おばけになったママは家に行きます。

家ではおばあちゃんがかんたろうの世話をしていました。おばあちゃんが慰めていますが、かんたろうはまだ事態をよく飲み込めないまま戸惑っているようです。

夜12時になると、ママの姿がかんたろうの目に見えるようになり、話もできるようになります。かんたろうとママは色んな話をします…

 

感想(ネタバレ注意)
ママが死ぬっていうのはこどもにとって本来かなり衝撃的なストーリーですよね。でも悲壮でもジメジメしたお話でもなく、なんというか飄々と描かれていて、こどもにネガティブなショックを与える心配はあんまりないかと思います。

泣ける本として評判になっているようです。でもあまり過剰に感動を求めると、期待と違ったということになりかねません。のぶみさんの作品なので全般を通してコミカルな調子で、最後にちょっとホロッとさせられる感じです。

コミカルな場面は、例えばかんたろうがママに隠していたいくつかの衝撃的な秘密が暴露されるところとかあります。これは確かに衝撃的です(笑)

最後のクライマックスではママがかんたろうに、ドジで失敗ばかりだったけどかんたろうを産んだことだけは大成功だったこと、かんたろうの良い所悪い所全部含めて大好きだということ、そんな事を話して聞かせます。この会話を通してかんたろうは、自分が愛されてこの世に生を受けた事を確認し、そしてママとは本当にお別れなのだという事を悟ります。翌朝のかんたろうは一つ大人になったように見えます。

本の背表紙の裏に、こどもからママへ、ママからこどもへ、絵や手紙を書く欄が設けられています。ママとかんたろうのようにお互いの気持ちを再確認できるようにというのぶみさんの考えからでしょうかね。

のぶみさんの作品はストレートなセリフやぶっちゃけるような表現があるので、イマイチ品がないと感じる方ももしかしたらおられるかも知れません。そこはもう好みでしょう。

そういえば背表紙に、これまたのぶみさんらしい追加の一コマが…。この内容は書かないでおきましょう。実際に本を手に取ってご覧ください。

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