ねむりひめ


絵 フェリクス・ホフマン
訳 せたていじ
発行 福音館書店
初版 1963/10/1
対象年齢 4歳から
文字の量 やや少なめ~やや多め
ページ数 32
発行部数 不明 1994/10で第50刷
オススメ度 B

概要
王様とお妃の間に、待ちに待ったこども(姫)が授かります。

ところがそのお祝いの席で、一人の占い女が逆恨みから呪いをかけてしまいます。姫が15歳になったらつむ(糸を紡ぐ道具)が刺さって死んでしまうというのです。そこへ別の占い女が進み出て、呪いを消すことは出来ませんでしたが、弱くすることができましたと言います。

王様は国中のつむを焼き払うように命じますが…

 

感想
大人になって読み返してみると、これはなかなか完成度の高いお話ですね。美しいヒロインに恐ろしい呪い、勇敢な王子。そして童話の王道をいくようなストーリー展開とハッピーエンドです。欲を言えばちょっと冒険の要素が少ないかな。

ねむりひめの絵本は他にも数多く出ているでしょうが、この本の特徴は絵の美しさと文章の良さだと思います。

表紙の絵は国中のつむを集めて焼いているのを王様と姫が見ているところです。愛する我が子を守ろうとする王様の気持ちが伝わってきます。作品中ではユーモアあり、緊張感あり、迫力ありと場面に応じて色んな絵が並びます。どの絵も異国の雰囲気を感じられる美しい絵です。

文章は若干多めと言ってもいいかも知れません。変にこどもに媚びないしっかりした文章です。こどもの日常会話には到底出てこないような言い回しも数多くあります。理解するのに骨が折れるというものではありませんが、絵本にある程度慣れてきた子にステップアップとして読んであげる本かなと思います。

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