くっついた


文 三浦太郎
絵 同上
発行 こぐま社
初版 2005/8/25
対象年齢 0歳から3歳ごろまで
文字の量 かなり少なめ
ページ数 24
発行部数 不明
オススメ度 B

くっついた のあらすじ・内容

最初は金魚さんと金魚さんがお口とお口を合わせて「くっついた」

次はアヒルさんとアヒルさんがくちばしとくちばしを合わせて「くっついた」

お次はぞうさんとぞうさんはお鼻の先を合わせて「くっついた」

その次はお猿さんとお猿さんが木につかまりながら手と手を合わせて「くっついた」

最後はお母さんと私がほっぺとほっぺででくっついた。そしておまけにお父さんもくっついた。

くっついた の解説・感想

読み聞かせはもちろん、これは遊ぶための本だ!

いないいないばあと同じ位、この「くっついた」は赤ちゃんとのお遊びの中でも喜んでくれるテッパンじゃないでしょうか。子どもだけじゃありません。大人も癒やされるはず。ただ触れ合うっていうだけの事が親子双方に幸福感をもたらすんですね。この「くっついた」のアイデアは作者の三浦太郎さんが自身の子どもと触れ合う中で生まれたのだそうですよ。

でもただ「くっついた」をこの絵本の上で見るだけだと(それでも喜ぶ子どもは多いでしょうけど)ちょっともったいないかも知れません。最終的には、お母さん・お父さんと子どもが実際に「くっついた」をやることこそがこの本の最大の楽しみ方でしょうね。

実際お母さんなら「くっついた」と言わずとも、子どもと頬をすり合わせたり抱きしめたりというスキンシップは普段の生活の中で自然にあると思います。でも「くっついた」という名前をつけることにより一つのイベントとして子どもと共通認識になれば楽しさ倍増だと思うんですよね。是非いっぱいくっついてくださいな(笑)

お父さんも加わってこそ

それにしても最後にお父さんも「くっついた」に参加するようにしてくださった三浦太郎さんには感謝感謝です。お母さんだけでも子どもは嬉しいでしょう、でもお父さんも加わって家族みんなでくっつくのはもっともっと嬉しいでしょう。それまでのお話のリズムを破ってサプライズ的にお父さんが出てくる演出も心にくいです。

文も絵もシンプルでかわいい

「くっついた」という言葉の語感もいいですよね。それが単純に繰り返されるので、読み聞かせのリズムもいいです。

絵は表紙の通り、シンプルでかわいく、小さい子も見やすいだろうと思います。清潔感もあってカラフルでよいです。

三浦太郎さんはまず海外で有名になり(ボローニャ国際絵本原画展で4回入選!)いくつかの絵本も出版されています。今回の本作が国内で初めての絵本作品だそうです。本作には「なーらんだ」「わたしの」という姉妹作品もあり、3冊セットでも販売されています。ただ、他の2作は0歳向けではなく、ちょっとだけ年齢が上の子向けですのでご注意ください。

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