そらまめくんのベッド


文 なかやみわ
絵 同上
発行 福音館書店
初版 1999/9/30
対象年齢 3歳から 自分で読むなら小学校初級向き
文字の量 やや少なめ
ページ数 28
発行部数 122万部(2014時点)ミリオンぶっく
オススメ度 B

そらまめくんのベッド のあらすじ・内容

そらまめくんはふかふかのベッドがご自慢。

でもお友達のえだまめくんやグリーンピースの兄弟やさやえんどうさん、ピーナッツくんがベッドに寝させて欲しいと頼んでも、何かと理由をつけて断ってばかりです。

そんなある日、そらまめくんのベッドがなくなってしまいます。お友達に訊いてみても知らないみたい。お友達も最初のうちはケチだった罰だと言い合いますが、だんだん可哀想になってきて自分のベッドを貸してくれたりもします。でもそらまめくんの体には合いません。

そらまめくんは自分のベッドを探しに出かけますが…

そらまめくんのベッド の解説・感想(ネタバレ注意)

人気のある絵本

1990年代発売の絵本で2010年度ミリオンぶっくとなっているのはたった6冊しかありません。まだ歴史が短いからですね。絵本はロングセラーとして長い期間を経てミリオンに達するものがほとんどです。この作品は比較的短期間でミリオンに達した数少ない中の1冊なのです。

人気があるのでしょう、シリーズ化されており、本作が第一作となります。

盛りだくさんな内容

ストーリーは、絵本によくある繰り返しの要素はあんまりなくて、起承転結の筋のあるお話です。ページ数が少ない割に、細かいエピソードが詰め込んであって、読むたびに子どもが食いつくところが違ったりします。この特徴はなかやみわさんに作品の多くに見られます。サービス精神旺盛な作家さんなのでしょうね。

さてベッドはどこに

そらまめくんのベッドは誰かが意地悪して隠したのではありません。微笑ましくなるような場所で悪意なく使われていました。実はうずらのお母さんがベッドに卵を産んで温めていたのです。そらまめくんもしばらくそれをそっと見守ります。優しいお話です。ベッドは雛が孵って必要なくなった時にようやくそらまめくんの手に戻ります。

そらまめくんも成長します

最初はお友達に対してちょっとケチだったそらまめくんもこの一件を通して成長しました。最後はみんなと一緒にそらまめくんのふかふかのベッドで眠ります。そんなちょっとした教訓も含まれています。

描き込まれた絵

主要な登場人物はマンガチックな感じでかわいく親しみやすく書かれています。それに対し、背景などは線画ではなく丁寧に美しく描き込まれています。これもなかやみわさんの作品に共通する特徴です。野草は何となくそれらしく書かれたものではなく、それぞれの種類と特徴に基づいて書かれたものと思います。手がかかっていますね。

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