西遊記 全三巻



文 唐亜明
絵 于大武
発行 偕成社
初版 2006/3/
対象年齢 6歳から
文字の量 やや少なめ~やや多め
ページ数 各巻36
発行部数 不明
オススメ度 B

西遊記 のあらすじ・内容

おなじみの孫悟空のお話です。

一巻(石からうまれた孫悟空)は、孫悟空の誕生から、天界を巻き込んだ大暴れ、そしてあまりに悪さばかりするのでお釈迦様によって五行山に閉じ込められるまでです。

二巻(金角銀角ののひょうたん)は、三蔵法師と出会って旅を共にするところから、金角銀角によってさらわれた三蔵法師、猪八戒、沙悟浄を孫悟空が助けるところまで。

三巻(火焔山をこえて)は、旅の途中にある燃える山火焔山を越すため、火焔山の火を消す事ができる芭蕉扇を手に入れるべく牛魔王と羅刹女との対決・騙しあいをし、無事西天にたどり着きお釈迦様からお経をいただき帰るところまでです。

西遊記 の解説・感想

原作の中でも特においしいところを抜粋した感じ

西遊記は元が長いお話なので、話のごく一部しか載っていない絵本が多いです。この本もやはり一部を抜粋しているのは確かにそうなのですが、それでも有名エピソードに関しては比較的しっかり描いていました。三蔵法師や猪八戒、沙悟浄との出会いはほんの数行で片付けられていますし、最後に西天に着くところなんかはあっさり着いた感じがして若干拍子抜けではあります。これはもう仕方ないでしょうね。でも有名な金角銀角や牛魔王達との不思議でハラハラドキドキの対決は十分楽しめますよ。

最強エンターテイメントです

まあこどもは食いつきますよ。スケールはでかいし豪快で不思議な術も出てきます。虚々実々の駆け引き・騙し合いもあります。ザッツ・エンターテインメントです。子どもは面白くてしょうがないと言った様子。さすが長い歴史を経て残ってきた作品です。

孫悟空の設定も、これがまた男の子のワクワク感を引き出すことでしょう。不老不死の薬を飲んだために死ぬことがなく、筋斗雲で10万8千里をひとっ飛びでき、72通りに変身ができ、自由に伸び縮みできる如意金箍棒を自在に使います。天界最強の武神に対しても引けをとらない強さです。もうこの設定だけでご飯3杯いけますね(笑)

面白いけど若干ハードルは高い

一巻まで読み聞かせて次はまた明日ということでお預けとなったウチの子(女の子ですけど)は続きが待ち遠しくて私がいない時に二巻以降を自分で読んだらしいです。漢字にフリガナはふってありますから読めない事はないのですが、でも難しい言葉が沢山あってあんまり理解はできなかったようです。普通に大人が読み聞かせしても多分わからない言葉が多いので説明しながら読む必要があるかも知れません。子どもにもよるでしょうけど、子ども向けとしてはちょっとハードルが高いということを予めご承知おきください。でもそれを補って余りある面白さなんですよね。

きらびやかで迫力のある絵

文も絵も中国の作家さんが書かれていて、特に絵は中国のお祭りを彷彿とさせるような色鮮やかなものです。30×31cmと普通の絵本よりも大型です。しかもすべての絵が見開き2ページに渡っているので迫力あります。

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