じゅげむ


文 川端誠
絵 同上
発行 クレヨンハウス
初版 1998/4/
対象年齢 5歳から
文字の量 やや少なめ
ページ数 24
発行部数 不明
オススメ度 B

概要
ある家に男の子が生まれます。両親は名前を決めるにあたって和尚さんに相談にいくことにします。

和尚さんはめでたい言葉や逸話を色々と教えてくれました。そこでどれか1つに絞り切れないお父さんはそれらを全部つなげた名前にしようと思い立ちますが…

有名な落語を絵本にしたものです。

 

感想
こどもに大ウケでよかったです。

じゅげむのお話を知らない方のために、ほんのちょっぴりご説明しますと…。この名前と言うのが「寿限無寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚、水行末雲来末風来末…(とまだまだ続きます。この後には思わず笑っちゃうようなフレーズが出てきたりします)」。何しろとてもとても長い名前を付けたものですから、色々と問題が起きます。近所の方に名前を覚えていただくために練習会をやったりします。男の子が泣きだしたのでいないいないばあをやろうと「寿限無xxxxxx……ちゃーん」と声をかけて「いないいないばあ」とやる頃にはもう男の子は寝入ってしまってます。万事がそんな調子。

絵本なので毎回そんな名前が全部書いてあっても…ということで、じゅげむの名前をフルに言うのはこの本の中では3回にとどまります。でもウチの子は私が懸命にじゅげむの名前を最初から最後まで言うのがおかしくてしょうがない様子でした。

そもそもそんな名前があったとしても、普段呼ぶ時には「じゅげむちゃん」とか短縮して言えばいいだけなのですが、そこは落語ですからと本文にも説明がありそこにもニヤリとさせられました(笑)

落語がベースの本ですから、落語家さんのようにとはいかないまでも間のとり方や抑揚などを考えて読むとこどもはより喜んでくれると思います。こどもに読み聞かせる前に一度自分だけで読んで概略をつかんでおいた方がいいかも知れませんね。

この落語絵本のシリーズは十数冊出ていますが、私のおすすめは本作ともう1つ『はつてんじん』です。いずれもテンポが良くこどもも理解しやすい平易な内容で、我が家でも人気でした。

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