せんたくかあちゃん


文 さとうわきこ
絵 同上
発行 福音館書店
初版 1982/8/31
対象年齢 3歳から
文字の量 やや少なめ
ページ数 32
発行部数 不明。1995年7月で第31刷
オススメ度 A

 

概要
洗濯の大好きな母ちゃんがいました。何でも洗っちゃいます。子どもまで洗って干しちゃいます。

いっぱい洗濯物を干しているところへ、カミナリ様がやってきますが…

 

感想
理屈抜きに面白い、エンターテイメントに徹した絵本です。

この本の面白いところは、母ちゃんの豪快さとストーリー展開。

この母ちゃんは、こんなものまで?というものまで含め(そこがまた可笑しい)、徹底的洗います。しかも洗濯板でゴシゴシと(笑)。カミナリ様を相手にしても臆することなどありません。肝っ玉が座っています。腕は太いし、頼りがいがあります。清々しいほどの楽しいキャラクターです。

しかもストーリーが、そうくるか!、そうくるか!の連続。大人も子どもも嬉しくなっちゃいます。まるでハリウッドの冒険映画のように次々にあっと驚いたり笑っちゃったりさせられます。あんまりネタバレしちゃうと申し訳ないので、上記の概要はあえてあっさり書いておきました。実際に本を手にとってから、お楽しみください。

見開き2ページに渡って干した洗濯物が並んでいる絵も面白い。よく見てみると、こんなの干してあるよ~と発見があるはずです。子どもと一緒によ~く隅々まで見てみましょう。

保証と言うと問題あるかと思いますが、まあ殆どの子どもが笑って楽しめる絵本だと思います。ウチの子どもも面白かったらしくて、また読んで~と言ってきました。

第二作として『くもりのちはれ せんたくかあちゃん』というのもあります。母ちゃん、相変わらずですよ。

実は第三作もあるようです。『あめのちゆうやけ せんたくかあちゃん』です。但しこれは福音館書店の『えほんのとも』に発表されただけで、まだ単行本としては出ていないようなんですね。私も見た事がありません。発売が待ち遠しいです。

作者のさとうわきこさんの作品は他にも『ばばばあちゃん』のシリーズが好きです。本作の母ちゃんほどじゃないですが、豊富な知識や知恵でいつも子ども達を楽しませてくれる、やっぱり頼れるばあちゃんです。さとうわきこさん自身もこんな風にアクティブな人なんじゃないかなと想像してしまいます。因みにさとうわきこさんが主宰する絵本美術館が長野県にあります。

小さな絵本美術館

展示だけでなくイベントもよく開催されており、ご本人も参加されて『ばばばあちゃん』の絵本のような体験を子どもにさせてくれることもあるようですよ。

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