もりのかくれんぼう


文 末吉暁子
絵 林明子
発行 偕成社
初版 1978/11/
対象年齢 4歳から
文字の量 やや少なめ~やや多め
ページ数 40
発行部数 不明
オススメ度 B

もりのかくれんぼう のあらすじ・内容

お兄ちゃんと公園に遊びにいっていたけいこですが、かくれんぼがしたかったのに、お兄ちゃんは友達とボール投げをしてばかりでつまらない思いをしていました。そして帰り道。急に競争だと言って走り出したお兄ちゃんを追って生け垣をくぐるとそこは見知らぬ森でした。

お兄ちゃんは見当たりません。でもこの森を抜けていったのだろうと、けいこは心細さを感じながらも進んでいきます。しばらくすると声が聞こえます。でも振り返ると誰もいません。声は「見えなきゃ逆立ちしてごらん」と言います。逆立ちはできませんが足の間を通して逆さまに後ろを見てみると、そこには「もりのかくれんぼう」がいました。そして、森の動物達と一緒にかくれんぼをしようと誘われます。かくれんぼが好きなけいこは喜んで遊びます。

小さなストーリーの中に、隠し絵の要素を盛り込んだ絵本です。

もりのかくれんぼう の解説・感想

美しい絵と隠し絵が楽しめる作品

林明子さんというと、小さな子どもの心の機微を描いたものが思い浮かびますが、この作品はちょっと毛色が違いますから、そこを間違えると期待と違ったということになるかもしれません。

秋の森の美しい描写と、その中に動物や「もりのかくれんぼう」が巧みに隠されているのを楽しめる作品になっています。子どもはお父さんより早く隠されたものを見つけようと夢中で探します。実際隠し絵というのは意外に子どもの方が得意な事が多いんですよね。好きな子は相当に楽しめると思いますよ。

ストーリーは、偶然異世界に迷い込んだ子どもがもりのかくれんぼうや動物たちと仲良くなりかくれんぼで遊び、ふと現実に戻った後に異世界の正体を知るというものです。ウチの子どもはどちらかと言うとストーリーより隠し絵の方が気になって仕方ない感じでした。

隠し絵の難易度

隠し絵の難易度としては、3~4歳位でまあよく見れば見つかるだろうというレベルものから、大人でも見つけるのに時間がかかるようなものまであります。比較的簡単な方は4題あって、次のページをめくると隠れていた動物たちが出てきて答えが示される構成になっています。ちょっと難しいものは2題あって、答えも示されないので、もしかしたら隠し絵であることにさえ気付かない人もいるんじゃないかな。そうそう他に表表紙と裏表紙にも簡単な隠し絵が仕込まれていますね。こんな本だよという事が子どももここでわかるので、導入としていいと思います。

文が長いページがいくつかありますし、あまり小さい子には理解しにくい部分もあるかな、と思って、「4歳から」としました。

 

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